vol.379【まんば】

1月は前半にキクイモを、今週、来週は香川の冬を代表する郷土野菜「まんば」をご紹介しましょう。

まんばは寒さが増し、霜が降りるくらいになると甘味が増して

いっそうおいしくなってきます。

今まさに、まんばがもっともおいしい時期ですよ。

寒さにあたるほど葉の色が赤紫色になってくるのがそのサイン。

ポリフェノールの一種、アントシアニンが増すことで色づきます。

水溶性なので茹でることで赤紫色は抜け、緑になります。

 

まんばで知っておきたいのは

他の野菜に比べてアクが強いことです。

「昔に比べたらアクが弱くなった」という声も聞きますが

たっぷりの湯で茹でてから水に浸けることで

アクが抜ける=アントシアニンの赤紫色も抜け

料理の仕上がりに濁った色の汁が流れ出ることも防げます。

 

まんばといえば、香川の方なら「まんばのけんちゃん」を思い浮かべると思いますが

それ以外にも色々な調理に使えます。

葉の下がシャキッとしている小松菜や青梗菜を使う料理をイメージすると

まんばに置き換えてもおいしく作れますよ。

 

市販の1束はだいたい5枚入りになっています。

小家族の場合は使いきれない、というとこともありますね。

そんなときは、とりあえず全部下茹でをして、冷蔵または冷凍しておき

調理に必要な分だけ使うと便利です。

 

今回は、そんなときにまんば2−3枚で作れる

「まんばと鶏のピリ辛炒め」をご紹介しましょう。

 

<まんばと鶏のピリ辛炒め>

 

所用時間:15分(アク抜き時間を除く)

 

<材料>(2人分)

・まんば…2−3枚

・鶏もも肉…250g

・鶏肉下味…<しょうゆ:小さじ1、日本酒:小さじ1>

・味付け…<オイスターソース:大さじ1、みりん:大さじ1、日本酒:大さじ1、しょうゆ:小さじ1、片栗粉:小さじ1/2>

・にんにく…1/2かけ

・唐辛子…大きさにより1/2〜1本

・サラダ油…大さじ1

 

<作り方>

1)まんばはたっぷりの沸騰した湯の中に根元から入れ、再沸騰したら約1分で冷水のボウルに取り、そのまま15分ほど水に浸けてアク抜きする(写真)。その後、繊維を壊さない程度にギュッと絞って3−4cmの長さに切っておく。

味付けの調味料はあらかじめ合わせておく。にんにくは香りが出やすいようにつぶしておく。唐辛子は種を出しておく。

2)鶏肉は一口大に切り、しょうゆと日本酒で下味を浸けておく。フライパンにサラダ油大さじ1を入れ、にんにく、唐辛子を入れ、鶏肉の皮側から先に焼くように並べ、中火で約5分、皮から脂が出て色づいたら(写真)返して両面焼く。にんにくは香りづけだけなので、焦げる前にフライパンから出しておく。焼いた鶏肉はボウルなどに取り出しておき、そのままのフライパンに切ったまんばを入れ、ほぐしながら炒める。

3)まんばがほぐれたら鶏肉を戻し(写真)、合わせておいた味付けの調味料をもう一度よく混ぜてから、回しかけるようにフライパンに入れ、中火から少し火を強めて炒めながら全体に行き渡らせる。片栗粉のとろみが少し感じられたら出来上がり。

豚肉でも牛肉でも置き換え可能です。

まんばは茹でおきしておくと炒め物にとても重宝しますよ。

ぜひお試しください。

 

まんばの茹で方については、以前ご紹介したこちらも参考に。

vol.287【まんば】