vol.283【なばな】

1月は食卓に春を運ぶ

香川のなばなをご紹介しています。

一般的に西日本では「なばな」、東日本では「菜の花」と呼ばれますが同じものです。

ちなみになばなは、食用(野菜)、観賞用(花)、菜種油用と、それぞれ適した品種が違うんですよ。

 

食用のなばなは、県内全域で栽培されていますが、とくに多く生産されているのは高松市、丸亀市、さぬき市あたりです。

 

今期は植え付け時に雨が少なく生育が遅れぎみでしたが

最盛期の2月3月に向け、今はどんどん出荷されています。

今回は、いちばんオーソドックスな

「なばなのおひたし」をご紹介しましょう。

なばなのほろ苦いおいしさがわかりやすい調理です。

 

<なばなのおひたし>

 

所用時間:20分

 

<材料>(2人前)

・なばな…1束(袋)

・ ひたし地…だし汁:1・1/2カップ、みりん:大さじ2、しょうゆ:大さじ1・1/2、塩:ひとつまみ

 

<作り方>

1) 鍋になばなを茹でるお湯を沸かす。なばなは穂先と茎で半分に切る。

2) ひたし地の材料を合わせてひと煮立ちさせ、粗熱をとる。

3) なばなを茹でる。鍋に塩小さじ1(分量外)を入れ、なばなの茎→穂先の順に鍋に入れ、再沸騰後1分ほど茹でたら冷水にとり、ざるにあげて水気をとる。

4) 器になばなを入れ、全体にひたし地をかけて15分ほどひたしたら出来上がり。

 

ひたし地はめんつゆを使えばさらにお手軽に。ひたし地に和からし(チューブなら1cmほど)を溶き入れると「からし和え」になります。

なばなの茎が太い場合は、縦に半割りにすると茹でやすく、食べやすくなりますよ。

 

なばなの畑訪問のようすはこちらからどうぞ。

vol.281【なばな】