vol.374【小カブ】

こんにちは。タベルノスキーです。

今週も引き続き、高松市香南町の赤松農園から【小カブ】をご紹介します。

 

この日は雨上がりの収穫でした。

収穫後のカブは、雨の恵みを受けて最高に美しい姿。

透き通るような白さと張りのある実は、思わず見とれてしまうほどでした。

赤松農園の田中さんによると、水分が少ない畑で収穫すると実が割れてしまうことがあり、逆に水分が多すぎると形が崩れてしまうそうです。

だからこそ、ちょうどよいバランスがとても大切なのだとか。

自然と向き合う難しさを感じます。

 

収穫したカブは、機械と人の手で丁寧に洗われます。

茎と実の間までしっかり洗うことで、さらにツヤツヤの真っ白なカブに仕上がります。

その後、テープで束ねて軽く水を切り、箱詰めされて出荷の準備が整います。

朝、収穫が終わった畑で、少しだけ収穫の様子を見せてもらいました。

狙うのはMからLサイズのカブ。

大きくなりすぎると規格外になり、商品にならないためです。

 

同じ畑でもカブの成長にはばらつきがあるので、収穫は一度で終わりません。

日を改めて、成長したころ再度収穫。

合計で4回ほど収穫を繰り返します。

朝9時ごろには収穫を終え、その日のうちに箱詰めまで仕上げるという手際の良さに感心しました。

 

作業を手伝ってくださる方は、それぞれ希望する日に出勤します。

そのため、毎日の作業人数は違いますが、みんなでフォローし合いながら安定した出荷を続けているそうです。

 

そして、仕事をお願いするためには、常に仕事を用意しなければなりません。

カブの収穫が終わった畑には、次にほうれん草を育てるなど、田中さんは常に次の仕事を作り続けています。

農業は、ただ作物を育てるだけではなく、人と仕事をつなぐ工夫も必要なのだと感じました。

 

 

以前掲載したレシピから、「カブの千枚漬け」をご紹介いたします👍

カブの千枚漬け