vol.229【金時にんじん】

おせち料理や和食に欠かせない

色鮮やかな金時にんじんの旬は冬。

今年も店頭に並び始めました。

香川県は金時にんじん生産量日本一を誇ります。

 

坂出市と観音寺市が2大産地。

どちらも栽培に適した水はけのよい砂地です。

 

これから年末にかけて

おせち料理やお雑煮用に需要がグンと伸び

農家にとってはもっとも多忙な時期に入ります。

その後、量は減りますが出荷は3月まで続きます。

西洋にんじんに比べて色鮮やかなだけでなく

柔らかく、にんじん特有の香りがマイルドなのも特徴。

西洋にんじん同様に洋食にももちろんおいしく使えます。

ただし、柔らかいので加熱具合は調節を。

 

すりおろしてお米と炊き込む

にんじんご飯はいかがですか?

赤いご飯はお弁当にも映えますよ。

 

<にんじんご飯>

 

所要時間:60分(炊飯方法によって異なる)

 

<材料>(4人前)

・ 米…2合

・ 金時にんじん…中1本(150〜200g)

・ 鶏がらスープ(顆粒)…小さじ2

・ こしょう…少々

 

<作り方>

 

1) 米を研いで30分程度浸水させる。

2) にんじんは半分を皮付きのまますりおろし、半分は粗みじん切りにする。

3) 炊飯器に米と(2)のにんじん、分量の水と鶏がらスープの顆粒を入れてよく混ぜ、普通に炊飯する。

4) 炊き上がったら底からふっくら混ぜ、余分な水蒸気を逃し、こしょう少々を振って混ぜたら出来上がり。

 

にんじんをすりおろすことで全体が色づき

粗みじん切りを加えることでにんじん感を残します。

にんじんが苦手な子どももこれなら食べられるはず。

西洋にんじんにも使えるレシピです。