香川の郷土野菜「葉ごぼう」。
一見、ふきのように見えますが
根っこの小さなごぼうで見分けがつきます。
よく知られている食べ方は
若いごぼうと葉柄(ようへい:茎の部分)を
炒め煮や天ぷらなどで食べる郷土料理ですが
ホールフードが注目される最近では、
大きな葉も佃煮や白和えで食べる人が増えてきました。
主な産地は高松市牟礼町やさぬき市。
冬(11月から12月)に出るものと
今が旬の春(2月から4月)の葉ごぼうがあり
3月中旬からは路地栽培ものが安定して店頭に並ぶ見込みです。
簡単に作れるごま和えをご紹介しましょう。
春野菜特有のえぐ味は
茹でるときに塩と酢を入れると気になりません。
<葉ごぼうのごま和え>
所要時間:20分
<材料>(2人分)
・葉ごぼう…1本(根と葉柄で130g)
・調味料…みそ:大さじ1、白すりごま:大さじ2、砂糖:大さじ1、だし(または水):大さじ1、みりん:大さじ1/2、酒:大さじ1/2
・ 塩、酢(下茹で用)…適宜
<作り方>
1) 葉ごぼうは、根、葉柄、葉に切り分け、根はたわしで土を落とし、ひげ根を包丁(またはピーラー)で削ぎ落とす。それぞれ4cmに切る。太い部分は縦1/2または1/4に切る。
2) 鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩と酢を入れ、まず、根の部分、次に葉柄の下部、上部の順に入れ、再びグラグラ沸騰してから3−4分茹で、冷水にとってからザルにあげる。
3) 調味料をボウルの中で混ぜ、(2)によく和えたら出来上がり。
葉ごぼうは、切ってから
水を張ったボウルの中で洗うと洗いやすいです。
茹でる際は柔らかめに茹でても大丈夫です。