12月から3月にかけて香川県産わけぎが出回り
2月3月に旬を迎えます。
主な産地は高松市の南部、岡本町や香南町。
以前は十数軒の生産農家があった一大産地でしたが
今では高齢化などで数軒に減ってしまいました。
よく似ている白ねぎとの見分け方は、
根元を見てくださいね。
1本ずつ独立して生える白ねぎはまっすぐですが
らっきょうのように結球して育つわけぎは
根元がふっくらし、少し曲がって見えるはずです。
わけぎといえば、桃の節句にいただく「わけぎあえ」。
春の訪れを感じさせる香川の郷土料理でもあります。
すり鉢で作る昔からの作り方は
風情もあっていいですね。
今回は、ボウルを使って簡単に作れる
「わけぎあえ」をご紹介しましょう。
お正月の白みそが残っていたら、出番です。
<わけぎあえ>
所要時間:10分
<材料>(3〜4人分)
・わけぎ…1束(180g)
・ゆでたこ(あさり、マテ貝)…150g
・辛子酢味噌…白みそ:大さじ3、練り辛子:小さじ1/4、酢:大さじ2〜3、砂糖:大さじ2
<作り方>
1) わけぎは根元を切り落とし、3cm程度の長さに切る。沸騰した湯に塩ひとつまみを加え、先に白い部分、次に青い部分を入れて茹で、ざるに取って粗熱を取る。
2) ゆでたこは一口大に切る。
3) ボウルに辛子酢味噌の材料を入れてよく混ぜ、わけぎとたこを加えて和えたら出来上がり。
白みその甘さで砂糖は加減してください。
辛いのが苦手な方は
辛子を入れずに酢みそでどうぞ。