お雑煮に入れる大根、にんじんは
「角が立つと縁起が悪い」とされ
西日本では丸い輪切りで使います。
クリスマスを過ぎて年末までのわずか数日間だけ
お雑煮用のサイズで出回るのが、この雑煮大根。
「祝い大根」ともいわれ、金時にんじんとセットで
袋詰めされているものもあります。
目安の太さは500円玉ほど。
生産者の方は、このタイミングに合わせて
ちょうどいい大きさに育てるために
ご苦労されているそうです。
香川のお雑煮といえば「あんもち雑煮」。
テレビや雑誌で取り上げられることも増え
ずいぶん知られるようになってきました。
家庭ごとに出汁や具材の違いはありますが
シンプルな、いりこ出汁に白みそ仕立てで
大根、にんじん、あんもちの
「あんもち雑煮」をご紹介しましょう。
<あんもち雑煮>
所要時間:20分
<材料>(2人分)
・雑煮大根、金時にんじん…各3cm程度
・あんもち…2個
・ いりこ出汁…2カップ
・ 白みそ…大さじ2
・ 青のり…少々(好みで)
<作り方>
1)雑煮大根、金時にんじんは皮をむいて5mm程度の輪切りにする。
2)いりこ出汁に(1)、あんもちを入れて柔らかくなるまで火を通し、白みそを溶いて入れる。
3)お椀の底に餅がくつかないように具の大根を1枚敷き、その上にあんもちをのせる。汁を注ぎ、雑煮大根、金時にんじんをのせ、好みで青のりをふる。
あんもち雑煮でみなさまの元にも福が届きますように。
今年も「香川の野菜」をご覧いただき、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。