vol.368【小松菜】

今回は秋の香川の野菜から小松菜をご紹介しましょう。

もともと東京都江戸川区の小松川流域で栽培が盛んだったことから、小松の菜というのが名前の由来です。

香川県では、高松市の郷東地区をはじめ、県内各地で盛んに栽培されています。

気温が安定する10〜12月にかけては、生育に適した気候環境に落ち着くことから

夏に比べて出荷量も安定してきます。

今年の生産量は平年並みと見込まれています。

みそ汁やスープ、炒めもの、白和えなど、

小松菜は冷蔵庫に常備しておくと、活躍の機会が多い野菜ですね。

今回は、お弁当のおかずや常備菜にもぴったりの

「小松菜ちりめん」をご紹介しましょう。

ほんのりとした小松菜の苦味が

ちりめんじゃこの塩加減とよく合います。

子どもも大人も大好きな菜飯がすぐに作れる一品です。

 

<小松菜ちりめん>

 

所用時間:15分

 

<材料>(作りやすい量)

 

・小松菜…1把(200g)

・ 乾燥ちりめん…20〜30g

・ 白いりごま…大さじ1

・ しょうゆ…小さじ1〜2

・ ごま油…大さじ1

 

<作り方>

1)小松菜は水洗いしてしっかり水気を取り、葉と茎に切り分ける。葉と茎それぞれ1センチ弱の幅に切っておく。葉は細長くなってしまうので、包丁を横にも入れて短くしておく(写真)。

2)フライパンにごま油大さじ1入れて中火にかけ、フライパンが温まったらまず茎から強火で手早く炒める。茎全体に油がまわったらちりめんじゃこを加え、パラパラに炒める。葉も加えてしんなりするまで炒め、さいごに鍋肌からジュっと音がするようにしょうゆを加え、全体にいき渡らせる。しょうゆはちりめんじゃこの塩加減で調整を。

3)火を止め、白いりごまをかけ、全体に和えたら出来上がり。

少し歯ごたえのある茎は細かく刻むことで食べやすくなります。

温かいご飯にとてもよく合う一品です。

小さなお子さんにはご飯に混ぜた菜飯にして、おにぎりにすると食べやすくなりますよ。

今月は畑訪問はお休みして香川県立農業大学校をご紹介しています。

vol.366【農業大学校】