vol.367【さつまいも】

今月は秋の香川の野菜からさつまいもをご紹介しましょう。

香川のさつまいもとして知られているのは「早掘りかんしょ」とも呼ばれる、夏から出回る「坂出金時いも」です。

 

その最盛期も終わり

今は「べにはるか」などの品種が出回っています。べにはるかは糖度が高く、加熱するとしっとり、ねっとりとした食感が特徴です。スイートポテトなどのお菓子はもちろん、焼き芋、天ぷら、干し芋にも適しています。

 

今回は、そんなさつまいもを使った簡単お菓子をご紹介しましょう。

さつまいもといえば焼き芋や大学芋が人気ですが、どちらも時間や手間がかかるのがモンダイ。簡単に焼き芋の香ばしさ、大学芋のような甘さが楽しめる、手抜きおやつなら15分でできますよ。

 

<はちみつおさつ>

所用時間:15分

 

<材料>(2−3人分)

・さつまいも…中1個(300g)

・バター…10g

・はちみつ…お好みで

・粗塩…ひとつまみ

 

<作り方>

1)さつまいもは両端の乾燥した部分を切り落とし、皮付きのまま大きめの乱切りにする。耐熱容器に入れ、濡らしたキッチンペーパーをのせて600wで3分程度加熱する(写真)。串などで刺してほぼ柔らかくなっていることを確認する。後から焼くので完全に火が通っていなくても大丈夫。

2)フッ素加工などくっつきにくいフライパンにさつまいもを並べ、上にバターを散らす(写真)。中火で10分程度加熱する。バターが溶けたら全体に行き渡らせ、あまりいじらず1度返すくらいにして、全体に焦げ色が付くくらいしっかり焼く。

3)皿にのせ、お好みの量のはちみつをかけ、粗塩をひとつまみ振ったら出来上がり。温かいうちにどうぞ。

 

はちみつがなければ、2)のバターと一緒に砂糖適量(大さじ1〜2)を広げるようにかけて焼いてもおいしいですよ。しっかり焦げ色が付くくらい焼くことで、焼き芋のような香ばしい香りが楽しめるのもポイントです。

 

今月は畑訪問はお休みして香川県立農業大学校をご紹介しています。https://kagawa831.net/vol365/