今月は伝統野菜の唐辛子「香川本鷹」をご紹介しています。ちょうど今が収穫時期で、道の駅や産直、スーパーの産直コーナーでも見かけるようになってきました。
通常、唐辛子といえば乾燥させたものです。生の唐辛子は、痛みやすく、あまり出回ってはいません。そういう意味では、珍しい生の香川本鷹に出会ったら、ぜひ使ってみてください。
刻んで炒め物に入れると、鮮やかな赤色と刺激的な辛さが楽しめます。
生も乾燥したものも、種ごと使うと相当辛いので、適度な辛さにするなら種は除いて使うほうが無難です。
乾燥した香川本鷹や粉末状にした一味唐辛子なら、道の駅や地元食材のみやげ物店などで通年扱いがあります。
今回は、比較的手に入りやすい、一味唐辛子の香川本鷹を使った
「食べるラー油」をご紹介しましましょう。
もちろん、一般的な一味唐辛子でも作れますが、時節柄、今が旬の香川本鷹を使って作ってみると、地元感もひとしおです。ラー油に一味唐辛子を使うと、生やそのままの唐辛子では出せない、鮮やかな赤い色がきれいに出ます。
<食べるラー油>
所用時間:30分
<材料>(作りやすい分量)
・サラダ油…100g
・ごま油…60g
・白ネギ…1/2本
・にんにく…2−3カケ(20g)
・しょうが…20g
・ちりめんじゃこ…20g
・アーモンドなどナッツ類…20g
<調味料>
・香川本鷹一味唐辛子、コチュジャン、みそ、砂糖、みりん、フライドオニオン…各大さじ1
<作り方>
1)白ネギ、にんにく、しょうが、ナッツ類はみじん切りにしておく(写真)。
2)<調味料>はすべて容器に入れておく。
3)鍋に白ネギ、にんにく、しょうが、サラダ油、ごま油を入れて弱火にかける。ゆっくりと加熱しながら、プツプツと小さな泡が立つ状態で約10分、焦がさないようにときどきかき混ぜながら香りを出す。次にちりめんじゃことナッツを加え、さらに5−6分加熱する。
4)火を止め、すぐに調味料を入れ、小さなヘラなどで全体をよく混ぜる。冷めたら保存用のビン(容量250mlで入る)などに移しておく。冷蔵庫保存で10日くらいもつ。
補足)カリカリとした食感を楽しみたい場合は、3)の工程でフライパンに分量のサラダ油から大さじ2を入れ、にんにくとしょうがだけを10分程度、焦がさないように炒める。そこにちりめんじゃこを加え、さらにカリカリのキツネ色になるまで弱火で15分くらい炒める(拡大写真)。ナッツも加えて炒めておく。別鍋に残りのサラダ油、ごま油を熱してオイルがひと煮立ちしたら合わせ、4)の工程以降は同じ。
フライドオニオンはなければ省いて構いませんが、甘みと香りが増すので手に入ればぜひ入れてみてください。具材や分量はお好みで調節を。
食べるラー油の使い方は、ご飯や豆腐、お肉料理のトッピングや、餃子のタレに入れてもおいしいですよ。ラー油よりも具材感があるので、かけるよりのせる、いっしょに食べる感覚でパンチのある辛味をどうぞ。
香川本鷹の畑訪問のようすはこちらからどうぞ。
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