vol.359【ミニ冬瓜】

立秋をすぎてもまだ暑い日が続いていますが、体調を崩したりしていませんか。

8月は冬瓜(とうがん)の小型版、ミニ冬瓜をご紹介しています。

冬の瓜と書きますが、旬は夏。

冬まで保存できると言われているのが名前の由来です。

実際、丸のままなら冷蔵庫など冷暗所で半年程度もつと言われていますが水分は徐々に抜けてしまうので、1ヶ月以内に食べたほうがおいしいです。

カットしたものは数日しかもたないのでなるべく早く食べましょう。

食べきれないときは冷凍がおすすめです。

ワタを取り除いて皮をむき、すぐに調理できるサイズに切って生のままジッパー袋などに入れて冷凍庫へ。1ヶ月程度もちます。

使いたいときは凍ったまますぐに使えて便利ですよ。

冬瓜、ミニ冬瓜の県内産地は高松市近郊や丸亀市など。

今年の出来はよく、おいしいミニ冬瓜が採れているそうです。

9月中旬まで出回る見込みです。見つけたらぜひ調理してみてくださいね。

冬瓜、ミニ冬瓜は柔らかな果肉がまるでスポンジのように

おいしいスープや出汁を吸い込むので

スープや出汁を食べているようなおいしさが味わえるのが特徴です。

今回は、冬瓜初心者さんでも簡単に作れる

「冬瓜と鶏のスープ煮」をご紹介しましょう。

もちろん分量を合わせればミニ冬瓜、冬瓜どちらでも作れます。

 

<ミニ冬瓜と鶏のスープ煮>

 

所用時間:30分

 

<材料>(4人前)

・ミニ冬瓜…1/2玉(500〜600g)

・ 鶏モモ肉…1枚(250g)

・ 好みの出汁(かつお、鶏など)…2カップ

・ しょうがすりおろし…小さじ1

・ 味付け…<日本酒:大さじ1、みりん:大さじ1、しょうゆ:小さじ1弱、塩:小さじ1/2>

・ サラダ油…大さじ1

 

<作り方>

1)冬瓜(=ミニ冬瓜)はワタをスプーンでくり抜いて取り除き、皮は上下を切り落とした部分からピーラーでむく。表面だけでなく、硬い部分のむき残しがないように、かつ、むきすぎないよう、うっすら緑が残るくらいにむくのがポイント(写真)。皮をむいたら一口大に切っておく。鶏肉も一口大に切っておく。

2)深めのフライパンにサラダ油を入れ、鶏の皮側を焼く。皮に焼き色がつくまでしっかり焼いたら(皮側だけでよい)、好みの出汁とおろししょうがを入れてふたをし、中火で再沸騰から5分煮る。

3)冬瓜を加え、ふたをして柔らかくなるまで中火で煮る(約5分)。

4)味付けの調味料を加え、塩加減を調整したら、出来上がり。

 

少し放置しておくことで、冬瓜にスープが染み込みます。最初は温かいスープで味わってみてください。残りは冷やしてどうぞ。冷たくする場合は、冷やす前(温かいうち)に、塩小さじ1/2を加えるとちょうどいい塩加減になります。2人前でよい場合でも、ぜひ倍作って温冷味わってみてください。

 

ミニ冬瓜の畑訪問のようすはこちらからどうぞ。

vol.357【ミニ冬瓜】