今月はわけぎをご紹介しています。
県内の産地として知られているのは
高松市岡本町など、限られた地域で代々栽培されてきました。
前回のタベルノスキー投稿にもあったとおり
わけぎはネギと玉ねぎの雑種というユニークな野菜です。
漢字で書くと「分け葱」。
ネギに似ていますが、根に近い小さな結球を見るとネギとは違うことがわかります。
味はどちらかといえば、玉ねぎのような甘みがあるので
「調理の仕方がわからない」という方は
ネギの姿だけど、味は玉ねぎのような・・・と考えると
イメージしやすいと思います。
そんなイメージで作ってみたらおいしかったのが
「わけぎと牡蠣のスパゲッティ」。
ネギと牡蠣はよく合いますよね。
その味を少し玉ねぎに寄せたような仕上がりが
とってもおいしく、甘みが出る分、コショウでピリッと引き締めると
なんともバランスのいいおいしさです。
<わけぎと牡蠣のスパゲッティ>
所要時間:20分
<材料>(2人分)
・スパゲッティ…160g
・わけぎ…4−5本
・牡蠣…8−10粒
・にんにく…ひとかけ
・赤唐辛子…1/2本
・オリーブオイル…大さじ2
・白ワイン…50ml
・塩・コショウ…適宜
・小麦粉…適宜
<作り方>
1)スパゲッティを茹でる。鍋に湯を沸かし、湯量の1%の塩で表示通りに茹でる。
2)にんにくはつぶしてからみじん切りに。わけぎは1センチの斜め切りに(写真)。唐辛子は種を取り除き、細く小口切り(輪切り)にする。
3)牡蠣は流水で洗いぬめりを落とし、ザルで水を切ってからペーパーで押さえてしっかり水分をとる。牡蠣に塩・コショウして下味をつけ、小麦粉を軽くはたいておく。
4)フライパンにオリーブオイル、にんにく、唐辛子を入れ、中火にかける。牡蠣の表面が少し色づく程度に両面焼いたら、牡蠣は一旦取り出す。
5)そのままのフライパンにわけぎを入れ炒め、白ワインを加えて沸かし、牡蠣、ねぎの旨味をこそげるように混ぜる。茹でたパスタを加え、塩・コショウして味をととのえ、焼いた牡蠣を戻して全体に味をなじませたら、出来上がり。
牡蠣を焼いたフライパンで
そのままわけぎを炒めることで
牡蠣とわけぎのおいしさが全体に広がります。
牡蠣を焼きすぎると硬くなるので気をつけて。
わけぎの畑訪問のようすはこちらからどうぞ。