vol.335【わけぎ】

今月はわけぎをご紹介しています。

県内の産地として知られているのは

高松市岡本町など、限られた地域で代々栽培されてきました。

前回のタベルノスキー投稿にもあったとおり

わけぎはネギと玉ねぎの雑種というユニークな野菜です。

漢字で書くと「分け葱」。

ネギに似ていますが、根に近い小さな結球を見るとネギとは違うことがわかります。

味はどちらかといえば、玉ねぎのような甘みがあるので

「調理の仕方がわからない」という方は

ネギの姿だけど、味は玉ねぎのような・・・と考えると

イメージしやすいと思います。

そんなイメージで作ってみたらおいしかったのが

「わけぎと牡蠣のスパゲッティ」。

ネギと牡蠣はよく合いますよね。

その味を少し玉ねぎに寄せたような仕上がりが

とってもおいしく、甘みが出る分、コショウでピリッと引き締めると

なんともバランスのいいおいしさです。

 

<わけぎと牡蠣のスパゲッティ>

所要時間:20分

 

<材料>(2人分)

・スパゲッティ…160g

・わけぎ…4−5本

・牡蠣…8−10粒

・にんにく…ひとかけ

・赤唐辛子…1/2本

・オリーブオイル…大さじ2

・白ワイン…50ml

・塩・コショウ…適宜

・小麦粉…適宜

<作り方>

1)スパゲッティを茹でる。鍋に湯を沸かし、湯量の1%の塩で表示通りに茹でる。

2)にんにくはつぶしてからみじん切りに。わけぎは1センチの斜め切りに(写真)。唐辛子は種を取り除き、細く小口切り(輪切り)にする。

3)牡蠣は流水で洗いぬめりを落とし、ザルで水を切ってからペーパーで押さえてしっかり水分をとる。牡蠣に塩・コショウして下味をつけ、小麦粉を軽くはたいておく。

4)フライパンにオリーブオイル、にんにく、唐辛子を入れ、中火にかける。牡蠣の表面が少し色づく程度に両面焼いたら、牡蠣は一旦取り出す。

5)そのままのフライパンにわけぎを入れ炒め、白ワインを加えて沸かし、牡蠣、ねぎの旨味をこそげるように混ぜる。茹でたパスタを加え、塩・コショウして味をととのえ、焼いた牡蠣を戻して全体に味をなじませたら、出来上がり。

 

牡蠣を焼いたフライパンで

そのままわけぎを炒めることで

牡蠣とわけぎのおいしさが全体に広がります。

牡蠣を焼きすぎると硬くなるので気をつけて。

 

わけぎの畑訪問のようすはこちらからどうぞ。

vol.333【わけぎ】