vol.333【わけぎ】

こんにちは。タベルノスキーです。

今月は高松市南部の岡本町へ。

坂田さんの【わけぎ】を見せていただきました。

みなさんは、わけぎとネギとの違い、ご存じですか。

わけぎはネギと玉ねぎの雑種と言われており、春が近づくにつれ、白い根元が小さな玉ねぎのように丸くふくらみます。

 

 

漢字で書くと分葱。

植え付けした球根が分かれて増えながら、株となって大きく育ちます。

店頭で見かける数本を束ねたわけぎは、株を分けた後の姿です。

香川県産は他県産とくらべると、白い部分が長いという特徴があります。

成長途中に根元へ土をかぶせる作業を何度か行い、白い根元が長くなるよう育てます。

白い部分は生で食べるとネギより辛く、加熱するとトロリとした濃厚な甘みを感じます。

 

岡本町は高松市では有名なわけぎの産地です。

以前は20件ほどあったわけぎ農家は、現在では3、4軒ほどになりました。

出回る量は減りましたが、2月から3月にかけてのわけぎは特においしい時期です。

酢みそあえはもちろん、お肉やチーズとの相性も良く、洋風メニューにもよく合いますよ。

次週へつづく…

 

以前掲載したレシピから、「分葱肉絲(わけぎロースー)」をご紹介いたします👍

vol.239【わけぎ】