vol.328【まんば】

クリスマスが過ぎ、26日からは一気に年末年始ムード一色になってきましたね。

12月は香川の伝統野菜「まんば」をご紹介しています。

まんばを使ったメニューといえば

郷土料理「まんばのけんちゃん」が有名ですが

それだけではありません。

ほうれん草や小松菜、キャベツのようなイメージで青菜の一種ととらえると

調理法は一気に広がります。

たとえば、お好み焼きや餃子、野菜炒め、カレーやチャーハン、スープ、リゾットなどなど。

あるまんば生産者の方は「鍋の白菜の代わりにまんばを使ってもおいしいですよ」と教えてくれました。

香川県卸売青果ネットワークのホームページにも

過去にご紹介した色々なまんばレシピを紹介していますので

参考にしてみてください。

 

ポイントは茹でて水に浸け、アク抜きをしてギュッと水を絞っておくこと。

前回もご紹介しましたが

茹で時間は、まんばを入れたあとグラグラ再沸騰してから5分〜15分。

アク抜きの浸水は、一晩と言われていますが、10分〜1時間程度で多少のエグみを残した方が「まんばらしい」という人も増えてきました。

茹で時間や浸水時間は、好みや調理方法によって加減してください。

1束(約5枚入り)を一度に使いきれないときなど

下茹でを保存袋や容器に入れておけば

残りは別のメニューでまた違ったメニューが楽しめます。

 

そこで、今回は下茹で保存まんばで簡単に作れるスープをご紹介しましょう。具材や出汁は好みでバリエーションが広がりますよ。

 

<まんばのスープ>

所要時間:15分(まんばの下茹で除く)

 

<材料>(2人分)

・ 下茹で済みまんば…1枚

・ 好みの出汁…300ml

・ 豚肉薄切りなど…50g

・ しょうゆ…大さじ1・1/2

・ みりん…大さじ1

・ ごま油…大さじ1

・ 塩…少々

・ 白いりごま…ひとつまみ

<作り方>

1)まんばは繊維を切るように細切りにする。葉の部分は細切りが長すぎるので適宜切る。豚肉薄切りも細切りにする。

2)鍋にごま油を入れ、豚肉を炒める。色が変わってきたらまんばも加え、全体に油をなじませる。

3)出汁を加え、沸騰したらしょうゆ、みりんも加えて塩で味をととのえる。

4)器に盛って、白いりごまをかけたら出来上がり。

 

出汁は、いりこやかつお、鶏、白だしなどお好みで。

具材も鶏ひき肉や刻んだベーコンなどでもおいしく作れます。

ぜひ、まんばメニューのバリエーションを味わってみてください。