クリスマスが過ぎ、26日からは一気に年末年始ムード一色になってきましたね。
12月は香川の伝統野菜「まんば」をご紹介しています。
まんばを使ったメニューといえば
郷土料理「まんばのけんちゃん」が有名ですが
それだけではありません。
ほうれん草や小松菜、キャベツのようなイメージで青菜の一種ととらえると
調理法は一気に広がります。
たとえば、お好み焼きや餃子、野菜炒め、カレーやチャーハン、スープ、リゾットなどなど。
あるまんば生産者の方は「鍋の白菜の代わりにまんばを使ってもおいしいですよ」と教えてくれました。
香川県卸売青果ネットワークのホームページにも
過去にご紹介した色々なまんばレシピを紹介していますので
参考にしてみてください。
ポイントは茹でて水に浸け、アク抜きをしてギュッと水を絞っておくこと。
前回もご紹介しましたが
茹で時間は、まんばを入れたあとグラグラ再沸騰してから5分〜15分。
アク抜きの浸水は、一晩と言われていますが、10分〜1時間程度で多少のエグみを残した方が「まんばらしい」という人も増えてきました。
茹で時間や浸水時間は、好みや調理方法によって加減してください。
1束(約5枚入り)を一度に使いきれないときなど
下茹でを保存袋や容器に入れておけば
残りは別のメニューでまた違ったメニューが楽しめます。
そこで、今回は下茹で保存まんばで簡単に作れるスープをご紹介しましょう。具材や出汁は好みでバリエーションが広がりますよ。
<まんばのスープ>
所要時間:15分(まんばの下茹で除く)
<材料>(2人分)
・ 下茹で済みまんば…1枚
・ 好みの出汁…300ml
・ 豚肉薄切りなど…50g
・ しょうゆ…大さじ1・1/2
・ みりん…大さじ1
・ ごま油…大さじ1
・ 塩…少々
・ 白いりごま…ひとつまみ
<作り方>
1)まんばは繊維を切るように細切りにする。葉の部分は細切りが長すぎるので適宜切る。豚肉薄切りも細切りにする。
2)鍋にごま油を入れ、豚肉を炒める。色が変わってきたらまんばも加え、全体に油をなじませる。
3)出汁を加え、沸騰したらしょうゆ、みりんも加えて塩で味をととのえる。
4)器に盛って、白いりごまをかけたら出来上がり。
出汁は、いりこやかつお、鶏、白だしなどお好みで。
具材も鶏ひき肉や刻んだベーコンなどでもおいしく作れます。
ぜひ、まんばメニューのバリエーションを味わってみてください。