vol.324【セレベス】

11月は赤芽の里芋、セレベスをご紹介しています。

すっかり冬に入りましたね。

スーパーの棚にもセレベスが安定的に並ぶようになってきました。

泥付きか洗い済みか、どちらを選ぶか迷ったときは以下を参考にしてみてください。

泥をきれいに洗い落としてあるものは

すぐに皮をむいて調理できる点が便利です。

一方、泥付きのものは、水を張ったボウルなどに浸けて泥をゆるめてから

たわしを使ってきれいに洗い流し、新聞紙に広げて乾かしてから使います。

濡れたままだと包丁も手も滑りやすく危険だからです。

ひと手間かかりますが、泥付きのほうが風味はいいといわれています。

 

また、皮をむくときはちょっともったいない気もしますが

厚めにむきましょう。

当たった部分など、芋の白い肌が変色しているところも落としてください。加熱しても食感が悪いなど残念な仕上がりになってしまうからです。

さて。今回は寒い冬にぴったりの

冷めにくいあんかけメニューをご紹介しましょう。

ご飯にかけて食べたいおかずです。

 

<セレベスの肉あんかけ>

 

所用時間:25分

 

<材料>(2〜3人分)

・セレベス…中2個(300g)

・ 鶏ひき肉…100g

・ しょうがすりおろし:小さじ1/2

・ <鶏あん調味料>好みのだし:300ml、しょうゆ:大さじ1・1/2、酒・みりん:各大さじ2

・ 片栗粉…大さじ1

・ 青ネギ…適宜

 

<作り方>

1) セレベスは皮をむいて一口大に切る。耐熱容器に並べてふんわりラップをかけ600wで2分程度加熱。このあと煮るので硬めの加熱でかまわない。あしらい用の青ネギは小口切りにする。

2) 鶏あんを作る。鍋にひき肉としょうがすりおろしを入れ、ホイッパー(または菜箸)でよく撹拌する。冷たいだしを入れてから、中火にかける。ひき肉を撹拌させながらひと煮立ちさせ、沸騰したらアクをすくいとる。<鶏あん調味料>を加えたら火を止める。

3)セレベスを(2)の鍋に入れ、中火で加熱する。セレベスがやわらかくなったら水溶き片栗粉(片栗粉1:水2)を回し入れ、撹拌しながらとろみを確認し、強火で2分ほど加熱して火を止める。

4)器に盛り、あしらい用の青ネギをのせたら出来上がり。

 

加熱前にひき肉とだしを合わせておくことで、おいしい鶏だしが出ます。

また、仕上げのとろみは、弱火で水溶き片栗粉をまわし入れ、とろみが出たら強火で2分くらい加熱してから火を止めると、冷めてもとろみが消えません。

 

セレベスの畑訪問のようすはこちらからどうぞ。

vol.321【セレベス】