香川の伝統野菜「葉ごぼう」は晩秋と春先に出荷があります。
その春出荷のものが出回るようになりました。
2月後半から4月にかけて出回る春の葉ごぼうは
繊維質が柔らかく、出荷量も多くなっています。
産地は牟礼町を中心とする高松市やさぬき市。
高齢化で生産者や生産量が減少しているのが現状です。
ふきとよく似ていますが、根を見ると
小さなごぼうが付いているので見分けがつきます。
ふきのように筋を取る必要はありません。
下処理の際には
茎(葉柄)にうっすら生えた綿毛のような繊維を
スポンジやたわしなどでやさしく落としてから調理します。
色どり豊かな「葉ごぼうの炒め煮」はいかがですか。
<葉ごぼうの炒め煮>
所要時間:20分
<材料>作りやすい量(4人前)
・ 葉ごぼう…1束
・ 天ぷら(揚げかまぼこ)…1枚
・ にんじん…1/4本
・ サラダ油…大さじ2
・ いりこだし…400g
・ 調味料A:みりん、酒、薄口しょうゆ…各25cc
・ 塩…小さじ1/2
・ ごま油…適宜
<作り方>
1) 葉ごぼうは葉を切り落とし、たわしなどで茎の繊維、根(ごぼう)の土を落とす。根はささがきにして水に放す。茎は5センチの斜め切りにする。
2) 天ぷらは2ミリくらいの厚さに切り、にんじんは斜め切りに。
3) 葉ごぼうは5分程度下茹でをして、冷水にとる。
4) 鍋にサラダ油を入れ、葉ごぼう、にんじん、天ぷらの順に入れて強火で炒め、全体に火が通ったらいりこだし、調味料Aと塩を入れてひと煮立ちさせる。さいごに香り付けのごま油を鍋肌から回し入れて出来上がり。
細い葉ごぼうなら下茹では短時間で調整を。
秋の葉ごぼうで作る場合は、下茹での際に
炭酸(重曹)を耳かき1杯程度入れると
柔らかく仕上がります。