vol.233【かぶ】

寒さが一段と厳しくなる冬は、かぶがおいしい季節。

香川県産は11月から6月にかけて出回ります。

漬物などに向く大かぶは11月から1月に

家庭で使いやすい小かぶは6月ごろまであります。

 

県内全域で栽培されているので

鮮度がよく、葉付きで出ているものは

まさに新鮮な証拠。

葉っぱは、みそ汁の具や油炒めに。

5%の塩で浅漬けにして刻んで

菜っ葉飯にしてもおいしいですね。


新鮮なかぶはくし切りや薄切りでサラダにすると

かぶ本来のおいしさが味わえます。

たとえば塩とオリーブオイルだけのシンプルな味付けがおすすめ。

 

かぶは出汁をよく吸うので

スープやシチューにも大活躍。

加熱するとくずれやすくなるので

コトコト煮るときは皮付きのまま調理しましょう。

鶏団子の旨味をかぶで味わうスープはいかがですか。

 

<かぶと鶏団子のスープ>

 

所要時間:30分

 

<材料>(2人前)

・ 小かぶ…2個

・ 鶏ひき肉…60g

・ だし…好みのだし400cc

・ 鶏団子の調味料…(酒:大さじ1/2、片栗粉:小さじ1/2、しょうゆ:小さじ1/2、おろし生姜:小さじ1/3、塩:ひとつまみ)

・ スープの調味料…(酒:小さじ2、みりん:大さじ1、しょうゆ:小さじ1弱、塩:ひとつまみ)

 

1)かぶは皮付きのまま茎2−3センチを残して半分に、大きければたて1/4のくし切りにする。かぶの葉の根元に砂があるので、ボウルに水を張った中でつま楊枝などでそうじする。

2)鶏団子を作る。ボウルに鶏ひき肉と調味料を入れ、ヘラでよく混ぜる。

3)鍋にだしを入れて沸かし、(2)をスプーンでとって鍋の中に入れていく。鶏団子に火がとおったら(1)のかぶを加えてフタをし、中火で10〜15分煮る。かぶに火がとおったら、スープの調味料を加えて味を整える。ひと煮立ちしたら火を止める。

 

かぶの葉の根元に砂が入っていることが多いので

必ず確認しましょう。砂のそうじが面倒な場合は

上部を切り落としてもかまいませんが

少し茎を残したほうが彩りよく仕上がります。