vol.98【セレベス その1】

一般的に「里芋」と呼ばれていますが
里芋をよく見ると、赤っぽい芋があることに気づきませんか。
「赤目」や「白目」ともいわれていますが
この赤っぽい里芋が「セレベス」です。

香川、徳島、高知では、里芋といえば
昔からこの「セレベス」が好まれてきました。
では愛媛は?
はい。なぜか「白芽」の里芋のほうが好まれるそうです。

香川でのセレベスの主な産地は
高松市牟礼町や一宮町、さぬき市津田町あたり。
例年、9月下旬から1月下旬ごろまで出荷されます。

小芋から親芋まで
ひとつのツルを掘り出すと
大小いろいろなサイズのセレベスが出てきます。
これを農家の方がサイズごとに選り分けて出荷するので
店頭では一律のサイズで目にするわけです。

次回はセレベスのおいしい食べ方をご紹介します。