香川を代表する冬の郷土野菜「まんば」がおいしい季節になりました。
霜が降りるくらい寒さが増すと
まんばの葉は赤く色づき、甘みが増してきます。
「まんば」は香川の東讃、中讃地域での呼び名で
西讃地域では「ひゃっか」と呼んでいます。
大きな葉を次々と外側から採る収穫方法から
まんば=万葉
ひゃっか=百貫(「ひゃっかん」がなまって「ひゃっか」)
に由来しています。
もともとは「讃岐高菜」という地元の品種があったという説もありますが、明確な記録はなく
現在、香川で栽培されているものは
高菜漬けで知られる「三池(みいけ)高菜」。
三池とは福岡県大牟田市三池地区の地名です。
香川では、小規模ですが高松市ほか県内全域で栽培され、10月から4月まで出回ります。
次回はまんばの生産者のお話をご紹介します。