冬から春にかけて、香川県産の大根が出回ります。
そのなかで、お正月野菜として流通するのが
この雑煮大根。
西日本ではお雑煮の具材は
「角を立てずに円満に」という意味を込めて
大根や金時人参、里芋など
角を作らず、輪切りにするのが一般的です。
この雑煮大根は、輪切りにしたときに
ちょうどいいサイズなのです。
ふつうの青首大根の細いものではありません(笑
大和(奈良)の伝統野菜「祝(いわい)大根」で、
香川では、坂出市や高松市の一部で栽培されています。
それも、お雑煮のためだけに作られているのです。
お雑煮用なので、年末にしか出回りません。
高松市場では、12月26、27、28日に出荷され
その後、スーパーなどに並びます。
角を立てずに円満に……。
すばらしい食文化を大事にしていきたいですね。