どっしりコロンとビッグサイズが印象的な「三豊ナス」。
ふだんよく目にする千両なすの３〜４倍の重量があります。
おもに三豊市、観音寺市、高松市などで生産されています。
米ナスに似ていることから「皮が硬そう」と思われがちですが、
皮が少しこすれただけでも傷つきやすい
ちょっとデリケートな野菜です。
それだけに、香川県外に流通するのはごくわずか。
香川ならではの夏から秋のごちそうです。
地元では夏の定番「なすの辛子漬け」がおなじみですね。
中も柔らかくジューシーなので
焼きなす、天ぷら、厚ぎりの輪切りでステーキなど、
いずれも皮付きのまま、
とろ〜りジューシーなおいしさが楽しめます。
先日、ある生産者から聞いた「爆弾焼き」。
これが実にインパクト大！！！でした。
作り方は簡単。
全体をホイルで包んで、炭火に焼き網、あるいは
ガスコンロの上に餅網をのせた遠火でゆっくりじっくり。
「時間かかるけんな。１時間はかかるで」と生産者。
ときどき転がしながら、指で押したらギューッと沈むくらい、
柔らか〜く焼き上げます。
「そらぁもうジューシーで柔らかいけん、ホイル開けるとき
やけどせんようにな。
適当に割いて生姜じょうゆで。これが一番うまいんや」と。
で、やってみました、餅網にのせて１時間！
ほんとにトロっとろ。
爆弾焼きが楽しめるのは三豊ナスが出回る10月ごろまで。
熱々をハフハフしながら、
とろ〜りジューシーなおいしさを体験してみてください。
