レアベジ セミナーのご紹介レアベジ、食べるベジ!

レアベジ セミナーのご紹介レアベジ、食べるベジ!

香川県卸売青果ネットワーク(会長/齊藤良紀=高松青果株式会社 代表取締役)では、県内の卸売青果会社5社が連携し、香川の野菜、香川の郷土野菜の消費拡大とブランド化を推進する目的で、2015年より「レア ベジ サミット」をはじめ、「レア ベジ セミナー」、「レア ベジ見学会」など、「レア ベジ」をテーマにしたイベントを開催して参りました。

イベントを通して、生産から消費までのつながり、
香川の食文化や、それを支える野菜の素晴らしさを感じていただき、
「香川県に伝わる伝統的な食文化・野菜を、今を生きる私たちが守っていく、未来へ伝えていく」
そんな思いを、共有できたら幸いです。

「レア ベジ」とは

香川県民の中で昔から親しまれ食べられてきた伝統野菜等でも、このままでは生産者も生産量も減ってしまう稀少性の高い野菜を示す、香川県卸売青果ネットワークが作った造語です。
具体的には下記のような野菜があります。

葉ごぼう

高松市、さぬき市中心に栽培されています。
根っこだけではなく葉の部分も食べることができるのが特徴です。

食べて菜

2009年に誕生した新しい「小松菜」と「さぬき菜」の掛け合わせした郷土野菜です。
アクがなく、柔らかい食感が特徴です。

香川本鷹

昭和50年代に一度消滅して、今から15年ほど前に生産が復活した香川県に伝わる唐辛子で、現在、さぬき讃ベジタブル認定の生産団体2組織で生産されています。

まんば

香川県全域で栽培されているマンバのけんちゃんでおなじみの野菜。

つくる

香川県の食文化が作られるまでの最初の過程「つくる」
を担う生産者の方の声のご紹介です。

葉ごぼうの生産者(松崎農園:松崎朝浩さん)

葉ごぼうの生産者(松崎農園:松崎朝浩さん)

マイナーな野菜なので、使える農薬が少ないため栽培が難しい面はありますが、ビニールハウスを工夫しつつ、香川県の伝統野菜であり香川県を代表する一つの食文化なので、葉ごぼうを絶やさないという想いで栽培しております。
スーパーで見かけたらぜひお手に取って、食卓に並べていただきたいです。

食べて菜の生産者(常谷種苗園芸農場:藤本さん)

食べて菜の生産者(常谷種苗園芸農場:藤本さん)

温度の上下に栽培・収穫がかなり左右される点は栽培の難しい点ではありますが、安定供給できるように今後努めたいです。
味はアクがなくベビーリーフのように柔らかい、香川県にしかない自信をもっておすすめできる野菜ですので、まず県民の方々に認知いただき、食べていただけるようにしたいです。

つなげる

多くの農産物とともにレアベジを小売店などにつなげる
流通の役割を担っているの方のご紹介です。

高松青果株式会社野菜の販売仕入れ担当 水井祐子さん

高松青果株式会社
野菜の販売仕入れ担当 水井祐子さん

地元香川の農家さんをはじめ、全国の農協、市場及び輸入商社から野菜や果物を仕入れ、仲卸さんや売買参加者さんへの卸売りを通じて生産と消費のバランスを調整し作り手と食卓をつなぐ役割を担っています。

株式会社きむら青果バイヤー担当 岡田卓也さん

株式会社きむら
青果バイヤー担当 岡田卓也さん

お客様がほしいもの、需要のあるものを仕入れ、お店を通してお届けする役割を担っています。
お店の担当者さん、市場の担当者さんと人同士のやり取りを重ね良い関係を築きあげ、お客様がほしいものをより確実にお届けできるように日々取り組んでおります。

とどける

旬や品質等にこだわって作った香川県産野菜の魅力をより親しみを持って食べてもらうべく行っている「さぬき讃ベジタブル」PR活動のご紹介です。

さぬき讃ベジタブルについて

消費者とつながるプロモーション

消費者とつながるプロモーション

さぬき讃ベジタブル

香川県及びかがわ農産物流通消費推進協議会では、旬や品質等にこだわって作った野菜を「さぬき讃ベジタブル」として一体的なPR活動を行っています。
取り組みとしましては、特に香川県産野菜の品目の中で高品質なものを、より多くの方に届けたいという思いが強い生産者を認定して一緒にPRを行ったり、消費者とつながるプロモーションとして地域の子供達や小学生の方と一緒に野菜の収穫体験や調理体験の実施をしたり、香川「旬のイチオシ!」農産物フェアで、県内の旗艦量販店に新鮮な県産野菜、農産物を集めたブースを展開して、さぬき県産大使やイメージキャラクターも参加してPRを行っております。
この他、FacebookやInstagram、YoutubeなどSNSを活用してリアルタイムに生産者の顔が見えるように情報発信をしております。

たべる

調理デモンストレーションでご紹介のレシピです。
ぜひご家庭でも定番料理にしてくださいね!

葉ごぼうの炒め煮

葉ごぼうの炒め煮

【葉ごぼう炒め煮】
 材料(4人分)
 葉ごぼう…1束(4~5本)、重曹…小さじ1/4
 天ぷら(揚げかまぼこ)…1枚
 金時にんじん…1/4本
 きくらげ…2枚
 サラダ油…大さじ2
 だし…400cc
 みりん、酒、薄口しょうゆ…各25cc
 塩…小さじ1/2
 黒ごま油…適宜

葉ごぼうは葉を切り落とし、金たわしなどで
茎の繊維と根の汚れを落とす。
ごぼうの部分はささがきにして水に放つ。
茎は5センチの斜め切りにする。
金時にんじんは斜め切り、きくらげは細切りに、
どちらも茎と同様の長さに切る。
天ぷらは2ミリくらいの厚さにスライスする。
葉ごぼう下茹でをする。鍋に湯を沸かし重曹を入れ
葉ごぼうの茎を入れて6分茹で、冷水にとる。
炒める。鍋にサラダ油を入れ葉ごぼう、野菜、
最後に天ぷらの順に入れて強火で炒める。
全体的に火が通ってきたらだし、みりん、酒、
薄口しょうゆ、塩を入れてひと煮立ちさせ、
黒ごま油を適宜入れ火を止める。

食べて菜の炒め物

食べて菜の炒め物

【食べて菜の炒め物】
 材料(2人分)
 食べて菜…1把(180g)
 にんにくみじん切り…1かけ分
 きくらげ…2枚
 香川本鷹…好みで適量
 サラダ油…大さじ3
 だし…150cc
 酒…大さじ2、
 合わせ塩(塩3:旨味調味料1)…小さじ1/2
 水溶き片栗粉…大さじ1

食べて菜は根元を切り落とし、葉と茎に分け、
葉は3等分に、茎は7~8センチに切る。
きくらげは細切りに。
下茹でをする。鍋に湯を沸かし、サラダ油
大さじ2(分量外)を入れ、食べて菜の茎から
先に、続いて葉を入れ、一煮立ちしたらザルにとる。
フライパンにサラダ油を入れ、香川本鷹と
にんにくみじん切りを入れて熱し、②を入れて
強火で炒める。
鍋肌から酒をまわし入れ、だし、合わせ塩
を入れて強火のままフライパンを振り、
水溶き片栗粉を入れてよく混ぜたら火を止める。

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